労務管理のことを中心にこのブログは進めていこうと思っていますが、そればかりでは自分自身もあまり面白くないので、野球もそうですが(笑)、社労士試験や開業に至るまでの自身の経験を覚書みたいに記したいと思います。
まずは社労士試験について、「どんな試験やねん?」という方も多いと思うのでまずはそこから。社労士試験は毎年1回8月末に、選択式試験(AM)と択一式試験(PM)の二段構えで実施されます。
最初に申し上げておくのですが、この試験は「通す試験」ではなく「落とすための試験」です。落とすための罠がそこら中に張り巡らされています。有り体に言えば「ひっかけ問題」のオンパレードです。
そしてもう一つ受験生を悩ませるものが「科目別足切り」です。選択式は8科目で、各科目5つの虫食いがある文章が提示され、下に用意された20の選択肢の中から正しいものを選んで解答します(合計40点)。
択一式は7科目で各科目10問、基本5枝択一で正解を選びます(合計70点)。最終的な合格基準点は選択、択一それぞれ○○点以上、という線引きがもちろんあります。
ただ、先に申し上げた「科目別足切り」。選択式は「科目ごと5個中3個の正解」択一式は「科目ごと最低4問の正解」をクリアできないと、どれだけ他科目が良く出来ており総合点をクリアしたとしても不合格です。特に選択式の問題は全く意表を突いた方向から出題されることも多く、その内容によっては見た途端頭が真っ白になる事も少なくありません。そしてこのルールのおかげで、実力は合格レベルをはるかに超えている優秀な人が毎年大勢涙を呑んでいます。
そのような足切り制度は多少の運にも左右されますが、それはそれでそういうルールなら仕方ない、と割り切ることもできます。が、その年の得点率が低い科目について、足切り基準を選択式なら原則3点以上、から2点以上(たまーに1点以上)、択一式なら4点以上を3点以上、に緩和する措置が取られる事があるのです。
なので、試験後自己採点でその科目が2点(3点)しか取れなかったことが判明すれば、11月の合格発表(※当時)までその科目の「救済」が入ることを神仏に祈り続ける日々が続くのです。古くは2ちゃんねる、現在はSNSでしょうか?救済科目予想のスレッドは大盛況です。そして何の根拠もない様々な考察を見ながら一喜一憂します。
(※現在は合格発表が10月初旬になったようですね。)
そして合格発表のあとはまた別の怒号が。「なんであの科目が救済されてこっちはないねん!!」です。
そもそも救済があるためにこんな理不尽が発生するのだから、救済なんてやめちまえ、という声も根強くありますが、文字通りの「救済」意図の他、合格率調整のための苦肉の策、という側面もあるようです。
ちなみに直近2025年度の試験では、選択式で労災保険法、労働一般常識(労一)、社会保険一般常識(社一)が2点救済、そして久々に択一式にも雇用保険法に3点救済が入りました。それでいて択一式の合格基準点が70点満点中42点と低水準であったこと(例年大体43~46の間に落ち着きます)で、昨年は相当難しかったのだと推測できます。(最終合格率は5.5%)
私の元職場の後輩が昨年4年越しで合格を勝ち取りましたが、「ここ数年来最強の難易度でしたわ」と言っていたので数字にもそれが現れたようです。(なお彼は選択式労災で救済を祈る日々だったそうな)
次回は私自身がどうだったかを書いてみたいなと思います。あまり思い出したくないこともありますが(笑)


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